中堅中小企業にとってのM&Aの意義

経営リソースとしては、人・物(情報)・金と言われますが、中堅中小企業が置かれている状況からすれば、総てを十分に揃えることは大抵の場合困難です。昨今の金融情勢下では資金調達は比較的行いやすくなっていますが、その反面情報格差が縮小しており競合は激化しており、首都圏一極集中により特に地域での人材確保が難しくなっています。
大手企業は海外企業の買収などグローバル展開を進め効率的に業容拡大を図っていますが、企業買収は中堅中小企業にとっても有効且つ利用可能な手段です。
日本において「買収といえば乗っ取り」という印象がまだ完全に払拭されてませんが、目的や対応方法を誤らなければ不連続な成長を獲得することができます。また、他社を知ることが自社を理解することにもつながりますので、真剣に検討すべき方法だと思われます。

地域中堅中小企業ならば尚更M&A

インターネットの普及により、地域間の情報格差がなくなり、大企業による商圏の侵食が加速しています。しかし、地域中小企業が総てにおいて大企業に劣っていることはなく、技術力などの強みはあるも上手く活かせていないことに問題があります。そのような企業がそれぞれの地域に点在しているという状況でもあります。
点と点を結べば線になり、平面に広げることができます。今や情報伝達ツールには困らず、物理的な距離は飛躍的に縮めることが可能です。地域内、地域外の企業を買収することで、面の広がりを持つことができ、業容を大きく拡大させることが可能となります。
M&Aアドバイザーなどの専門家などのネットワークを活用し、自社事業領域だけではなく、幅広く情報を集めてみることをお勧めします。

自社を売却することも有効な手段の一つ

業務提携や対等合併、と聞くと主体を維持しながらのシナジー、という語感の印象がありますが、上手く行かないケースが大半です。やはり、中途半端では中長期的にみていくと、いろいろな綻びが出やすいのです。
自社のより高い発展の為、自社の従業員の為に企業を売却するという決断を下すのは、オーナーしか下せない崇高なものです。また、自分の会社でなくなることに対し、寂しい思いもあるかもしれません。
しかし、売却資金をもって別の事業を始めることや、株式交換により買収企業の経営に参画できたり、新たな道を模索することができます。後継者難や業績低迷などの受動的な理由による売却だけではなく、このように新たな道を模索するという能動的な理由による売却も検討の一つに加えてみては如何でしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピックアップ記事

M&Aを考えているなら無料相談を活用しよう

M&Aの仲介を行っている業者はたくさんありますが、最近では無料相談を行っている業者も多くなっています。こうした無料で相談できる業者を利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。まず事業継承な...

M&Aのサービス内容

経営者が事業承継の選択肢の一つとして第三者への株式譲渡を考える事もあるでしょう。また、企業の成長を考えて大手資本傘下に入ることを望む場合もあります。経営者が企業をどう生かしていくか、また成長させていく...

M&Aを検討するならまずはセミナーから

企業により様々な事情からM&Aを考えることもあるでしょう。言葉自体は難しいかもしれませんが、企業が他企業と経営面での接触を考える事を指しており、業務拡大のための買収、資本提携、株式譲渡、大手資本傘下な...

事業承継を考えるならM&Aも選択肢の一つに

事業承継とは、企業の経営者が企業を存続していくために後継者を選ぶことを指します。どんな企業でもいつかはしなければならないことであり、とても重要な事になります。特に中小企業では後継者不在の企業が多く、適...